アステラス、がん領域強化で米社にTOB(医療介護CBニュース)

 アステラス製薬は3月1日、米OSI社に対する株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。買収により、アステラスが重点疾患領域と位置付けるがん領域について、OSI社の米国事業基盤と開発パイプラインを獲得するのが狙い。

 OSI社は、抗がん剤タルセバの創製で知られ、米国ではロシュグループのジェネンテックと共同販促し、利益を折半。米国以外ではロシュに導出し、売り上げに応じたロイヤルティーを受領している。昨年のOSI社の総売り上げは4億2800万ドル、純利益は7600万ドルだった。また、開発パイプラインには、進行性副腎皮質がん治療薬OSI―906(フェーズ3段階)などがある。

 アステラスの買収提案に対し、OSI側は「価値を極めて低く評価している」などと拒否しているといい、アステラスは敵対的TOBに踏み切ることを決めた。TOB価格は、OSI株の2月26日の終値に対して40%のプレミアムを加えた1株当たり52ドル。100%取得できた場合の買収総額は約35億ドルとなる。買い付け期間は2―31日(米東部時間)。


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